プロジェクトの背景

当社は、広島県に600ヘクタールを超える山林を保有しています。日本における山林の所有は、小規模・分散的で、極めて小さい面積の山林を個々が所有している状況です。輸入木材の普及により国産の木材価格が下落し続ける中、小規模・分散的な所有だと採算が合わず、適切な管理・伐採などをせず放置されているような事態が多く発生しております。
当社は、所有者が異なる山林を集約化することで上記のような問題を改善し、地元林業への貢献、自然災害防止、CO2吸収量の拡大など、山林の公益的機能の維持増進を行ってまいります。

パラカがめざす姿

森は、水源涵養、土砂災害防止、炭素固定による地球環境保全や化石燃料代替エネルギー、生物多様性保全、保健・レクリエーション、木材生産、海産物への養分供給、大気成分調整など多くの機能を有し、ENSGFの全階層に貢献するものと考えています。山林保全活動はパラカの事業基盤の持続可能性を高めることに通じると考え、全社員で積極的に取り組んでいます。

あと百年センター 遥古荘 ようこそう

2022年4月、広島県安芸高田市にある八千代湖の湖畔に、研修センター兼森林保全活動等の拠点となる、「あと百年センター 遥古荘(ようこそう)」が竣工致しました。本施設を拠点に、植樹・山林整備等の活動を行っております。尚、本施設は研修センターや森林保全施設の機能だけではなく、社員の保養所、ゲストハウス、多様な働き方実験場、BCP・避難所等の活用も計画しております。
森林保全活動に加え、これらの多様な取り組みにより、(E)地球・(S)社会の持続可能性の向上への貢献、また、(G)会社の持続可能な発展につながるよう、未来の社員から見て、遥か古から続く会社となるよう、本施設を活用してまいります。

周辺環境

主な取り組み

森林保全活動に積極的に取り組むことで、地球環境、地域社会、そしてパラカにとって、持続可能な発展に繋がる重要な意義を持ちます。

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地球への貢献

  1. 地球温暖化の抑制
    森林は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化の進行を緩和します。
    企業の植林や森林管理活動は、この吸収量を増やし、カーボンバランスに貢献します。
  2. 生物多様性の保全
    森林は多様な生物の生息地であり、生態系を維持する上で不可欠です。
    森林保全活動は、生物多様性を保護し、生態系のバランスを保つことに繋がります。
  3. 水資源の保全
    森林は水源涵養機能を有し、豊かな水を蓄えます。
    森林保全は、水資源の安定的な確保に貢献します。
  4. 土壌保全
    森林の樹木や植物は土壌の流出を防ぎ、土砂災害のリスクを軽減します。
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日本・地域への貢献

  1. 地域経済の活性化
    森林保全活動は、林業や観光業などの地域産業を支援し、雇用創出や地域経済の活性化に貢献します。
  2. 地域社会との連携強化
    地域住民と協力して森林保全活動を行うことで、地域社会との連携を深め、信頼関係を構築します。
  3. 環境教育の推進
    森林保全活動を通じて、地域住民や子供たちに環境教育の機会を提供し、環境意識の向上に貢献します。
  4. 災害防止
    森林の適切な管理は、土砂崩れや洪水などの自然災害リスクを低減し、地域住民の安全を守ります。
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社員への貢献

  1. 従業員の環境意識向上
    森林保全活動への参加は、従業員の環境意識を高め、企業の社会的責任(CSR)への理解を深めます。
  2. 従業員の健康増進
    森林での活動は、従業員の心身のリフレッシュや健康増進に繋がり、ワークライフバランスの向上に貢献します。
  3. チームビルディング
    従業員が共に森林保全活動を行うことで、チームワークが向上し、組織の一体感を醸成します。