STRATEGY
3つの成長戦略
独自の基盤収益
ビジネスモデル
保有駐車場
基盤収益としての 保有駐車場
当社独自のビジネスモデルである「保有駐車場」は、地域の持続可能性と当社の事業の持続性を両立させることを目指しています。クルマ社会にとって不可欠なインフラである駐車場が、安定的かつ永続的に供給されるよう、当社が土地を保有し、真のインフラとしての役割を果たします。また、土地を保有することで納税や雇用を創出し、地域の持続的な発展に貢献します。
保有駐車場は賃借駐車場に比べ、自社保有のため解約されるリスクや競合他社に切り替えられるリスクがありません。また収益構造を比べると、賃借駐車場は売上に対して運営コストが15% 販管費が10% 地代が65%かかり、営業利益は10%程度です。一方、保有駐車場は地代を払う必要がないため営業利益は70%程度となります。高収益であるため赤字リスクが低く、マーケット変化の激しい駐車場ビジネスにおいて景気の落ち込んだ時期にも収益確保が可能となります。そのため、高収益かつ持続可能性の高いビジネスモデルとなります。
つながりをつくり、
可能性をつくる
自己強化サイクル
保有駐車場を基盤に土地オーナー、デベロッパー、
不動産会社、金融機関と連携し、街づくりを推進
保有駐車場事業を基盤とすることで、多くの繋がりと連携が生まれ、そこから新たな事業展開へと繋がっています。土地を購入する立場にある当社は、通常「営業をかける側」ではなく、各地の不動産会社や金融機関から「営業をされる側」となるため、強固な信頼関係を築き、貴重な情報を得ることができます。
この信頼関係を活かし、保有駐車場を起点とした共同の不動産開発事業の検討や推進が可能となり、大手デベロッパーとの提携にも繋がっています。これらの繋がりが有機的に働き、全国のあらゆる用地情報が効率的に集まる独自の体制を構築しました。駐車場事業で得た安定した収益と、この独自ネットワークで集まった情報を最大限に活用し、地域に貢献する魅力ある街づくりを推進しています。
小さな地域の一番から
大きな地域の一番を目指す
不動の地域一番戦略
不動の保有駐車場を核として、
その地域でのシェアを高めていくドミナント戦略
当社では、地域に深く根ざした永続的な駐車場サービスを目指す「地域一番戦略」を展開しています。この戦略の核となるのが、自社で土地を保有する「不動」の駐車場です。解約のない保有駐車場を持つことで、その地域に安定した駐車場インフラを築きます。
そして、この強固な基盤を活かし、周辺に賃借駐車場を衛星的に開発することで、特定エリアでの駐車場台数とシェアを飛躍的に高めます。
この集中出店を私たちは「地域一番戦略」と呼んでおり、まず全国の中核都市の狭いエリアで集中的に経営資源を投入し、成功したエリアから徐々に範囲を広げています。収益性の高い保有駐車場が、リスクのある賃借駐車場への積極的な挑戦を可能にし、地域の駐車場台数を大きく増やすことができます。この戦略は全国の主要都市で既に大きな成果を上げています。