企業理念・経営理念

企業理念

企業理念「永遠のあと百年」

~「今年も」あと百年、「来年になっても」あと百年、「何年経っても」あと百年~

当社の創業は1997年、百年の歴史を持つ日本の証券会社や銀行など、大企業の破綻が相次いだ大不況の真っ只中でした。
「存続し続け得る会社でありたい」というのがその時の率直な思いであり、私たちパラカの原点になっています。

「一年経っても十年経っても、あと百年存続し得る会社にしたい」という原点と、常にこれでよしとしない「永遠の未完成、これ完成なり(宮沢賢治)」という精神を「永遠のあと百年」という七文字に込めています。

持続可能性の向上

~永遠にあと百年存続し続ける会社であるために~

企業の在り方については、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスクマネジメント、CSR、BCP等、様々な言葉が使われています。当社は一企業としてそれらをどのように整理し位置付けるかが大切だと考え、これらの言葉が表す共通の目的は「企業の持続可能性(sustainability)の向上」であると捉えています。(詳しくは→2009年度ビジネスレポートコラム2010年度ビジネスレポートコラム
ESGについても、Eは地球、Sは社会、Gは企業、それぞれの持続可能性の向上を表していると捉えており、当社ではそこにN(国家)を加え「ENSG」としています。これらの各階層は包摂関係となっており、国家の存在なくして下位階層の社会や企業の存続もあり得ません。当社では、ENSGの各階層での持続可能性の向上に努めています。(詳しくは→サステナビリティページ2023年度ビジネスレポートコラム)

企業理念と駐車場事業

企業理念は、駐車場という本業のなかにも随所に活かされています。私たちは、駐車場の開発形態として土地を取得する「保有駐車場」にいち早く取り組みました。これは、道路と並んでクルマにとって欠かせないインフラである駐車場が、ある日突然無くならないように地域と当社の相互持続性を考えて開発したものです。還元方式も土地オーナーと当社の長期的な共存共栄関係を構築するという発想から生まれたものです。これらの開発形態から「不動の地域一番戦略」につながり、一番となった地域では、その都市機能の持続性と当社の投資リターンの長期安定性が高まり、相互に好循環が生まれると構想しています。

経営理念

経営理念「一極二元思考」

一極二元思考とは、コインの表裏のように、一つの物事(一極)は、相反する二つの要素(二元)で構成されている、言い換えると、相反することが一つの物事の成立条件となっているという考え方で、物事を部分に分割して考えるだけでなく、そのバランスや相互作用として理解するという思考法です。また、二つの要素はそれぞれ一極に成り得て、またそれが二元で構成されるという構造になっている、つまり物事を階層として理解するという思考法です。(詳しくは→2014年度ビジネスレポートコラム

企業理念と経営理念

私たちは何を目指して、何を実現すべく活動しているのか。
企業の存在意義を思考する「目的論」として、企業理念「永遠のあと百年」を定めています。
そしてその目的を達成するための「方法論」として、経営理念「一極二元思考」を定めました。
両者とも、事業環境の変化に応じて、具体的な目的・方法をどのようにするかという思考の枠組みを表しています。

経営理念と駐車場事業

当社の駐車場事業を「一極」と捉えると、相反する性質を持つ賃借駐車場と保有駐車場で構成されており、両者の相互作用とバランスによって事業全体の持続可能性が向上しています。

駐車場

1つ低い階層の賃借駐車場部門を「一極」と捉えると、固定賃料方式と還元賃料方式で構成されており、同様に一極二元構造になっています。
このように多くの階層で相反しながら補い合う事業を構成し、その厚みを増していくことで、さらなる相互作用が働き持続可能性が向上すると考えております。

賃借駐車場